八甲田山


朝方、青森駅前から酸ヶ湯温泉の
送迎バスに乗車、運転手に荷物を頼んで、
途中の八甲田山ロープウェイ駅
降ろしてもらう

片道券を購入
ロープウェイは標高600mから1300mの
山頂公園駅へ約9分で運んでくれる

眼下にはアオモリトドマツの樹海

実際に歩いて登るときつそうだが
こうして見てる分には楽チンだ
山頂公園駅

ここからアップ・ダウンを繰り返しながら
山麓の酸ヶ湯温泉までを縦走する
田茂萢湿原の散策コース

遥か前方には
これから登る3つの山々が聳え立つ

左から赤倉岳、井戸岳、大岳
約1時間半かけて
最初の高峰赤倉岳山頂に到着
(標高1540m)

すぐ下は爆発でできた断崖
稜線に沿って歩いていくと
まもなく第2の高峰井戸岳に着く
(標高1550m)
井戸岳の噴火口

すり鉢状の噴火口をぐるりと取り囲む
断崖絶壁のすさまじい光景に息を呑む
巨大な噴火口の縁を約半周歩いていく

まさにすり鉢の縁を歩く感じ
雲の中からいきなり目の前に現れた
八甲田山最高峰の八甲田大岳
大岳山頂への途中で振り返った

井戸岳の見事な全貌と
鞍部避難小屋が見えた

(右手の急な尾根線を降りてきた)
ついに八甲田大岳に登頂
(標高1584.6m)

山頂は登山者でいっぱいと聞いていたが
登山者ではなくてトンボがいっぱいだった
もう少し天気が良ければ、
北東北の山々をはじめ日本海と
太平洋までが一望できたはずだが
すい込まれそうな鏡沼

ここもかつては噴火口だったらしい

サンショウウオがいるそうだが
一体何処から来たのか?
かつては湿原だった仙人岱

背景にいま降りてきた八甲田大岳
尾瀬の湿地帯にあるような木道

ここの湧水は冷たくて美味かった
「八甲田火山はまだ生きています」の看板

確かに付近が何だか温泉臭くなってきた
硫気ガスが立ちこめる地獄湯ノ沢

ガスで脆くなって崩れた岩石が
深い谷を埋めている

植生も絶たれた荒涼とした風景
硫化水素ガスが噴出する穴

風がない日にはまさにガス室
のような地獄と化すのだろう
参考:北八甲田山登山道案内

酸ヶ湯温泉に到着
酸ヶ湯を有名にしている
約100坪のヒバ千人風呂(混浴)

混浴の温泉場では大抵どこでも
女性は婆ぁというのが定番なのだが
ここはもっと悲惨で糞婆ぁしかいなかった

酸ヶ湯の案内

(写真:酸ヶ湯ホームページより)