北海道 2日目

今日も青春切符での移動

朝7時台の滝川行きに乗る




道内は鉄道移動が不便この上ない
のだが、幹線である函館本線でさえ
朝のラッシュ時にも拘らず意外な程
普通列車が少ないのには絶句した


滝川駅

次の列車までの待ち時間で
街の中を当て所なくぶらつく

(百年記念塔へ行く予定だったが
天気が悪いので取り止めた)
 滝川市内の目抜き通り
まだ早朝の午前9時前とはいえ
全く人通りが無い駅前の商店街には驚きだ
大型店が撤退した跡の
空店舗が2棟並んで
黙座している


中央バスの滝川ターミナル
ここも昔はきっと
華やいだ買い物客で
毎日賑やかだったのだろう
滝川から釧路までの約310kmを
延々約8時間かけてのんびり走る
ワンマンの普通列車「釧路行き」


シンプルで北海道らしい(?)アイスを買った

雪景色を見ながら食べるアイスも
趣深いものである
 富良野駅で小休止
富良野は地理的に北海道の中心部にあるので
北海へそ祭りというものが毎年夏に開催される

その祭りでは「へそ踊り」なるものがあって踊手は
写真の人形のように腹に顔の絵を描いて踊る
(踊り手の頭と腕は傘の中に納まっている)

今でこそ「ラベンダー」だの、
お洒落なイメージの富良野だが
俺がまだガキの頃に来たときには
ただの過疎のど田舎にすぎなかった
だんだん雪が強くなってくる
幾寅駅


映画「鉄道員(ぽっぽや)」では
「幌舞駅」としてロケ地に使われた

駅前には映画のロケセット
観光用としてまだ残してあるらしい
いよいよ雪が強くなってきた
この日、3月末としては稀な強力な寒冷前線が大雪をもたらしていた

遅れがちだった列車はついに新得を目前にした落合の駅で
大幅に遅れている上り列車の待ち合わせのため立ち往生

どうやらこの先はもっと凄い雪のようだ
かなり遅れてようやく新得に到着


雪を掻き分けて進入してきた特急「スーパーおおぞら」
乗っていた鈍行列車は雪による遅れのため
帯広以降は運行打ち切りになることに決定


そのため、帯広以遠に行く乗客は新得で
後続の特急列車に無料で乗れることになった


超Lucky !
雪に埋もれる帯広駅に到着 
帯広を過ぎると客がどっと減った


2席占有して鈍行とは全然違う快適な乗り心地を満喫
奮発して車内販売で豚丼の駅弁を買ってみる


広大な大平原である雄大な十勝平野を
連想させる「雄大弁当」という名前に
ついつい惹かれてしまったのだ…


残念ながら中身はちっとも「雄大」でなかった

外観

中身
釧路に到着

特急自体は20分くらいの遅れだったが
当初の鈍行で予定した到着時刻より
1時間も早く着いてしまった(喜)
宿で小休止後、猛吹雪をついて釧路探訪を決行



幣舞橋の彫刻とフィッシャーマンズワーフを
猛吹雪の中、必死の思いで撮影
(そうまでして撮る必要はあったのか?)
すぐにドームの中に退避

以後夜の街探訪は中止(怒)





吹雪の外界とは別世界の
フィッシャーマンズワーフの温室
自然の猛威には逆らえずスゴスゴと宿へ撤退


幣舞橋と釧路川
しかたがないので釧路ラーメンでも食べて
しがない釧路のナイトライフを過ごす


かつおだしベースのあっさり系のスープは
何だか蕎麦を食べているような素朴な味覚


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