東部カナダ鉄道紀行

バンクーバー発トロント行4000キロの大陸横断列車旅


第一日目
今回の旅の起点はバンクーバー


石造りの豪壮な駅舎が我々の旅立ちを見送る
Oh! 長旅を共にする「カナディアン号」が
もうホームで待ってるべさ!
パティオで出発を待つ寝台車の乗客たち


ここを利用できるのは寝台利用乗客だけの特権なのだ

待合室ではお茶やお菓子が自由に取れる
いよいよ乗車開始


3泊4日の大陸(途中まで)横断の旅が始まる
17:30 ゆっくりと発車



さようならバンクーバー
また会う日まで!
さっそくこの列車の目玉商品である
天井がガラス張りになっている
「ドームカー」へ足を運ぶ

既に先客が多数
ドームカーからの眺め

去り行く後方の景色

迫り来る前方の景色
列車はしばらくフレーザー川に沿ってのんびり走る
給仕さんからオードブルとシャンパンのサービス
(2こ貰ったが一こは食べてしまった)

高級ホテル並みのサービスだ

慣れないサービスに浮かれて
この後も何度か写真撮るのを忘れてしまう
川の向こうに見えたバンクーバーの山々が
しだいに小さくなっていく
食堂車へ

1日目の夕食(白魚)
車窓の美しい景色を眺めながらフルコースを食す

贅沢な時間が流れていく



ちなみに寝台利用の乗客は1日3食全ての食事が無料
最後尾のラウンジカー(上)

弾丸の形をしているので「ブュレットカー」とも呼ばれる



上部寝台の内部に置かれた儂の荷物(右)

一人個室よりもベッドは広いのに値段が安いので
ここを取って大正解だったと思う

第二日目
朝起きたら外は生憎の曇り空


見所であるロッキー越えが心配だ…
「モレーン湖」に差しかかる
湖面にはまだ氷が張っている
ついに雨になってしまった

OMG!
12:00 ジャスパーに到着

心配をよそにジャスパーに着いたら何故か晴れ
やはり普段の行いの良さが生きてくるようだ


ここで1時間ちょっとの休憩

車内で知り合った人の何人かが下車
停車時間にロッキーの美しい山並みを鑑賞
ジャスパー駅
山を背景にカナディアン号を撮る

前から
最後尾まで歩いて行って後からも撮る

(20両以上あって思った以上に長かった)
上から見ると弾丸の形をしている展望車(ブュレットカー)
山頂に残雪のあるカナディアンロッキーの山々
実に雄大である
山の頂きに巨大な墓石が見えてきた

あんな所に一体誰が眠っているのだろうか?
再び雲行きが怪しくなってくる

もうロッキーを見たからあとはどうでもいいのだが
車両はバックして18:00頃エドモントン駅に到着
(このときは3台あるドームカーの先頭車両にいた)


エドモントンは雨だった
ここで20分ほど停車

 瞬く間に大雨が来て発車時この景色は消えていた

第三日目
列車はサスカチュアン、マニトバ両州を快走する


車窓にはプレーリーの牧草地帯がどこまでも続く
11:00 予定より少し早くウィニペグに到着


幸い天候が再び回復していた♪
すげー青空!
やはり普段の行いの良さが生きてくるのだろう
この素晴らしい天気に加えて
珍しくスケジュールより早く着いたおかげで
ウィニペグの街を予定したよりも相当長く歩き周れそうだ
ウィニペグ駅前の様子
VIA ウィニペグ・ユニオン駅
駅の右手にはCBDの高層ビル群 駅の内部は何だか東京駅にそっくり
駅裏の再開発でできた地区"The Forks"へ
マーケットの中にはレストランや土産物屋がひしめく
マーケットのエレベータータワーの展望所から
ダウンタウン方面を撮る
同様に駐車場ビルの屋上からもダウンタウンを撮る
駅裏に広がる河川敷の公園
ウィニペグ駅裏側のパノラマ的写真
美しい橋のかかるレッド川を渡ってみる
橋越に見たウィニペグのダウンタウン
ウィニペグを出てすぐに昼食

しばらく駆け回ったせいで腹がすいていた
車窓には白樺の林が延々と続いていく
美しい湖が点在しはじめた
川のような湖がいくつも連続する
湖畔には別荘と思しき家々が散在
真っ青な空の下に青い湖が次々と現れる
今日の午後はこんな景色がずっと続いた
ドームカーにて静かに景色を満喫する乗客たち

車窓には美しいカナダの大自然が映し出される
ドームカー最前列からの息を呑む圧巻の光景
train、train、はしってゆーくぅー・・・・ってか  動画1
カーブに差し掛かるとカナディアン号の長大な全貌が眺められる
岩盤の切り通しを駆け抜けるときはスリル満点だ
カーブ連続の路線を蛇のように進む列車
貨物列車との対行
3日目最後の停車駅
今晩はラムステーキの夕食

第4日目
この日の昼食は
「太平洋」スモークサーモン・サンドイッチと
「大西洋」シーフードチャウダーという
両岸の海の幸を同時に楽しめる
ユニークな食事
この行程最後の小休止
だんだんとトロントが近づいてくる

最後の晩餐はポーク何とかだった

柔らかくて美味かった
背後に夕陽を浴びて
列車はトロント市内へと入っていく
特徴的なスカイラインが遠くに見えてきた

黄昏に染まるトロントのダウンタウン

いよいよカナディアン号の旅の終り
4日目の午後8時50分
列車は約50分遅れてトロント駅に到着


別れの時

車内で仲良くなった人達とも名残惜しくお別れ
楽しいひと時を有り難う
また遇う日まで!

荘厳で静寂なトロント駅構内

ここからまた新たな旅が始まるのだ



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