屋久島大紀行 第3日


 大雨のせいで白谷雲水峡が通れなくなってて焦る。

 急遽経路を変更して大雨の中を走りに走った・・・・


 
 
 縄文杉(滝のようなどしゃ降りの中で撮った)



 
 
 濁流の大河を跨ぐトロッコ道  ヒェ〜! 


 
 
 命からがら奇跡的にフェリーに間に合う
 (カメラが大雨で濡れて曇った)



 
 
 船内で蘇生し祝杯を上げながら鹿児島港に到着


 屋久島は男のロマンでしたが, 実際最後に濁流に架かるトロッコ道を渡った時の正直な気持は「怖い, 誰か助けてくれ!」って感じでした。あの時は

予期せぬ大雨に予定していたルートを断念し, もう船に間に合わないという絶望感や全身ずぶ濡れの寒さと戦いながら, 神にも縋る思いで一抹の奇跡

を信じて気力で歩いてました。あの橋,あの板一枚の粗末な橋の下は, 平時はきっと清流だったろう川が正に巨大な龍に変じて大爆音を立てて橋さえ

飲み込みそうな凄さ。腰が引けた。遠くの山を見ると滝なんてもんじゃない, ダムの放流のような真っ白な太い水の柱があっちこっちで落ちている。

自然の凄みというかあの光景は一生忘れられない。ただ自然に負けるのが無性に悔しくて「負けてたまるか」と。そして奇跡は起こった。

確かにあの達成感はプロジェクトXだったのかも知れない。でも, あれはきっと洗練されてない≪泥臭い男達の美学≫だったんじゃないかなぁ。。。



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