長崎への旅

2006年春


西鉄特急で大牟田へ

企画商品の「島原半島フリーきっぷ」(下左)を利用



朝のラッシュの時間帯だったせいで
郊外へ向かう電車にもかかわらず
車内は結構混んでいた
大牟田駅から三池港までの連絡バス
三池港から島鉄高速船に乗る
高速船の「島鉄1号」
三池港を出航
後方にはかつて石炭を積み出していた三池港
島原半島が見えてきた
半島というより島のような感じがする
島原港に到着
島原の背後には屏風のように眉山が立ちはだかる





雲仙行きの島鉄バスに乗る


島原半島内の島鉄のバスと列車はフリー切符により
2日間乗り放題なのである

バスは急カーブ連続の坂道を登っていく

乗客は我々以外誰もいなくて申し訳ない感じ

水無川の土石流を防ぐ砂防ダム

ようやく雲仙温泉に到着



街のそこかしこから湯煙が立ち上る


雲仙は昔「温泉」と書いて
「うんぜん」と読ませていたそうだ
雲仙お山の情報館(無料)


雲仙岳周辺の自然環境が勉強できる場所
雲仙普賢岳の模型
JRの経営する老舗「九州ホテル」



宿泊先の雲仙観光ホテル


昭和10年開業の由緒あるホテルなのだ


スイスのシャレー様式を取り入れた
山小屋風の洋風建築は文化庁の
「登録有形文化財」に指定されている



雲仙地獄



別府の地獄もそうだが
水蒸気が噴出して硫黄の臭いが
たちこめる光景が「地獄」と形容されている
雲仙温泉街から県営登山バスで仁田峠へ


このユニークな形のバスにも
島原半島フリー切符が通用した
一方通行の有料道路をどんどん上がっていく



眼下には島原湾と島原半島の街が見えてくる
仁田峠に到着


ここから妙見岳展望台までロープウェイで上がれる
ロープウェイ乗り場


名物らしいざぼんの砂糖漬けを買った
大人片道610円


乗車時間は5分もなかった
妙見岳展望台からは雲仙温泉街や天草方面を望める


絶景である
普賢岳の向こうに平成新山が垣間見えた
登山道の入り口にある妙見神社
島原とを遮る眉山
さきほどロープウェイを降りた所から妙見岳の尾根沿いに歩いてきた
普賢岳山頂(ロープウェイ駅から1時間少々)
対面には普賢岳よりも遥かに高い
岩だらけの平成新山の溶岩ドームが聳え立つ


普賢岳:1359m
平成新山:1482m
下りは歩いて降りる
火砕流の流れた痕跡
再度見上げた妙見岳(左)と平成新山(右)
翌日 島原に下りる


城の大手門のような島原駅


駅前に島原城の天守閣が聳えている
島原城 

別名「森岳城」


1625年築城
1874年廃城

島原城ホームページ


武家屋敷跡

街路中央の水路には湧水を流して生活用水としていた
1964年に復元された天守閣
天守閣からの島原市内の眺め
北村西望記念館(巽の館)


代表作である大作「長崎平和祈念像」
の骨組みとレプリカ(下右)
水の都といわれている島原
特に新町一帯はきれいな湧き水が豊富であるため1978年に錦鯉を放流
約1500匹の錦鯉が清冽な流れの中を泳いでいる
島原鉄道の黄色い列車



列車には島原の子守唄のイラスト
島原鉄道の列車にて島原外港駅へ


ここから島原港へは歩いて5分ほど
九十九島(つくもじま)


江戸時代の大地震で背後の眉山が崩壊し
海まで土石が流れ込んで出来た

これにより大津波が発生して
有明海全域が大被害を被った
(「島原大変肥後迷惑」)
島原半島を後にする



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