プリヤ・カン&タ・プローム

入る前から何となく神秘的なプリヤ・カン
大きな門をくぐると、
そこには自然の凄さを実感する別世界が広がっていた
巨大なスポアン(ガジュマルの木)が
現進行形で遺跡を破壊しているのだ
まるで遺跡が恐竜に踏み潰されてるようだ
二股のスポアン

巨大なスポアンのために遺跡が小さく見える
何気にロクデモないことを想像してしまうのは、
まだ修行が足りないせいか?
森の中にたたずむ2階建ての列柱殿
どことなくギリシャ神殿に似ている
昔はたくさんの僧侶が修行した寺院も、
今は静かな森の中で苔むす廃墟となっている


「つわものどもが夢のあと」(2度目)
タ・ケオ

暑い中を上まで登ってみた
タ・プローム

自然との共存を考えて、
発見された時から手をつけていないため、
荒れ放題の状態で保存されている

いきなり恐ろしげなスポアンが現れた

今にも根が伸びて襲ってきそうだ
夢の中の恐ろしい世界が現実化しているような
不思議な気分に陥ってくる
アンコール・ワットも発見された当時は、
きっと同じような状態であっただろう
あたかもこの寺院の主人であるとでも言いたげな様子で、
どの木も堂々と生えている
スポアンに破壊されて崩れたままの石材
スポアンの恐ろしく太い根は、
遺跡を取り込んで一体化しようとしている
石と石の隙間に根が入り込み、
それが次第に太くなって遺跡の破壊が進む
手前に座っているハゲの外人と比べてみると、
スポアンの大きさが改めて実感できる
アンコール・ワットよりも、
こちらのほうがある意味凄いのかもしれない



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