悠久のガルーダ

クタビーチ2


再びクタへ戻ってビーチに出る


時間がゆっくりと流れているのを実感する
軽やかに波に乗るサーファー達を眺めながら
昔を懐かしく想い出す
どこでもそうだが浜辺には良くない連中が多い

どいつも大概英語90%、日本語10%くらいの割合で
こっちに話しかけてくる


こういう時は日本人と判らない風貌なので楽だ(笑)
不思議と日本人の姿は殆ど見当たらない

ビーチボーイ達も暇なわけだ

代わりに今の時期は季節が冬のオーストラリア
からの観光客が異常に多かった
夕暮れ時再び
ビーチで遊ぶ人々と一緒に二度目の夕陽を只眺める
今日も何もせずに只々夕陽を眺めるひと時
規則正しい砂紋が続く砂浜
次第に辺りが薄暗くなってくる
ビーチに建つ高級ホテルの灯かり
あっという間にクタでの三度目の夕暮れ時


今日は昼過ぎに起きて宿のおばちゃんとずっと
長話しをしていたら、
全く何もしないまま一日が
過ぎ去ってしまった
波の彼方に沈む夕日を今日もボーっと眺める
岸に戻るボート
いつまでもここに居るといつの間にか身体が
ここの時間の流れに馴染んでしまいそうで怖い

(こんな感覚でみんな沈没していくんだろう)



明日はこの楽園を離れる
ホテルの庭に生えていた不思議な熱帯性植物
ングラ・ライ(デンパサール)国際空港
悠久の楽園を後にする


To the Next Journey

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